試して理解 Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識 を読んだ
発売されたときに買って積んでしまっていたのを今更読んだ。
感想
「試して理解」とタイトルに入っているように、実際にCでプログラムを書いたり、ターミナルからコマンドをうってLinuxの挙動を実験しながら、Linuxがどう動いているかを理解していく進めかたになっている。さすがにエンジニアになって何年もたつので「全くしらないことばかりだった」みたいなことはないけど、プロセススケジューラ・仮想記憶など知識として知っているレベルだったことも、実際にプログラムを書いて挙動を確認すると理解が深まってよかった。WEBエンジニアとしてこのレイヤーのことを意識することはそんなに多くないと思っていたものの、ちゃんと手を動かして挙動を確かめてみると自分が気づいていなかっただけでこのレイヤーのことをもっと深く知っていれば仕事でヒントになる場面は結構あったのではという気がした。
Linux環境は仮想環境などは使わずにマシン上にLinuxを立ててくれ〜とあったけど、マシンを用意するのが面倒だったのでParallel上にUbuntu立ててやりました。デバイス絡むところはさすがに難しいけど、それ以外の部分は概ね問題なくできたと思う。
自分は出てすぐ買ったので初版なんだけど、結構誤植があるようなのでこれから読む人はサポートページを確認しましょう。
次はGoならわかるシステムプログラミングを読もうと思っている。前職で輪読回やってた気がするので出ればよかったな〜
- 作者:渋川 よしき
- 出版社/メーカー: ラムダノート
- 発売日: 2017/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)