「ジェフ・ベゾス 果てなき野望」を読んだ
- 作者: ブラッド・ストーン,滑川海彦,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/01/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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積んでた本を読んでみたシリーズ。きっかけは、この本を本棚から引っ張り出した娘が「パパ!パパ!」と言ってきたから。
どんな本か
Amazonの企業としての歴史を振り返り、社内でどんな事が起こっていたかが実際に社員(もしくは過去社員だった人)からのインタビューを中心にしてまとめられている。
最初の方のAmazonの成り立ちというか起業秘話みたいなところはふーんって感じでしかなかったんだけど(だからそこで止まってた)、以下のエピソードは面白かった。
感想
とにかくベゾスすげーなということに尽きる。自分で大きなビジョンを描いたらそれを達成するために手段を選ばないという感じが本当にすごい。最近では自前で運送もやりはじめているらしいけど、この本を読んだあとだと全く違和感がないというかそりゃやるだろうな…という感じがする。Kindle fireとか個人的には何でAmazonがこれ作る必要があるんだ?と思っていたけど、この本を読んだあとだ全く違和感がないというか、そりゃやるだろうなー・・・という感じだ。
ただAmazonで働いてみたいかというと、結構しんどそうだなーと思った。本当に猛烈に働き続けなきゃいけない感じで、最近よく聞く心理的安全性とか微塵も無さそうw(あくまで本を読んでの感想です。もしかしたら最近は or 部署によっては違うのかもしれない) 一番きっついなーと思ったエピソードは、会議でベゾスに「サポートに電話をかけると何分で繋がる?」と聞かれて、サポート担当のマネージャが「1分くらいです」と適当に答えたら、ベゾスがその場でサポートに電話をかけ始めたという話。数分たっても電話が繋がらず、ベゾスは真っ赤な顔でそのマネージャを罵りまくったとのこと。
とにかくこのベゾスは滅茶苦茶キレる(怒る)人のようで、各エピソードで一回以上はブチ切れてる感じだった。それでも最近は一通りブチ切れた後「でも、よく頑張ってくれた」的なことを言ってくれるらしいが…(改めて読み返してみたらそういう記述が見つけられなかったので、もしかしたら<そうであってほしい>という自分の妄想かもしれないw)
参考
AmazonからGoogleに移ったエンジニアのぶっちゃけ話。前もこれは見たことあったんだけど、本を読んだあとだとアーヤッパソウナンスネという感じだ。 anond.hatelabo.jp