「センスのいらない経営」を読んだ

センスのいらない経営

センスのいらない経営

Gunosy元代表取締役社長の本。 経営したい欲があるわけではないのだけれど、経営者と呼ばれる人たちがどんな思想なのかを知れるかなと思って買った。

感想

本の読者層を想定してか、機械学習やエンジニアリングまわりにそれなりの量のページが割かれていて、その辺は知ってる人からすると少し退屈かもしれない。

KPIの追い方とかその辺の話は、WEB系の企業にいれば大体経験のある話だとは思うので、そこまで真新しいことはなかった。

ただGunosyの過去の転換点(CMとか、PF構想とか、別アプリとか・・・)でどのようなことを考えて意思決定をしたか、その意思決定に対する振り返りは面白い。 確かにCM最初はこういう形式だったよなーとか、あの構想は結局ダメだったのかーとか、当時の自分が感じたこと(そこまで深く考えたわけではないけどw)への答え合わせになった。

「社内からは反対の声もあったけど、自分としてはもともとの理念からぶれたわけではない」といった表現が何度か出てきた。もちろん本心からだとは思うけれど、一方でそう自分に言い聞かせている部分もあるような気もして、社長として会社を前に進めていくのって大変だなーと思った(小並感)